映画 Stolen Life (生死劫 Sheng Si Jie) [中国]


アクション映画ではない中国映画にはなんだか興味をひかれる。 今日は、近くの Varsity 映画館で Seattle International Film Festival の一部として上映されていた Stolen life (生死劫 Sheng Si Jie) を観た。 (1/16/2006 Mon 7pm の上映)


わけあって両親から離れて祖母の家で育つ少女が、めでたく大学に入学できたと思ったら悪い男を好きになってしまって妊娠して大学からは追い出されてしまい、そのあげく産んだ子供を養子の名目で売り飛ばされてしまうんだけど、その男には怒りを向ける価値すらないと悟るという話 (こう言っちゃうとミもフタもないか)。


激情と慎重さについての警句にも見えるけれど、この映画はなんといっても主演の Zhou Xun (周迅) がすごく光ってると思う。 この女優、どこかで見た人だなと思ったら、'05年 9月にシアトルの Harvard Exit Theatre で上映されていた The Little Chinese Seamstress (フランス 2002年) でも主演をしていた人だった。 最近よく話題になっている Zhang Zi-Yi (章子怡) の純粋まっすぐな (けどちょっと単純な) 感じよりも陰影が深くて複雑な役がとてもよく似合っていて素敵。 この Li Shaohong (李少红) 監督の映画を他にも観てみたくなった。


こういう映画を中国で作る人がいるのはいいことだと思う。 リアルな感じが好き。


Northwest Asian Weekly の Review
http://www.nwasianweekly.com/20062503/quiet20062503.htm
Stolen life (生死劫 Sheng Si Jie) 映画データ
http://www.cinemasie.com/en/fiche/oeuvre/stolenlife/
監督: Li Shaohong (李少红)
http://www.cinemasie.com/en/fiche/personne/lishaohong/
主演: Zhou Xun (周迅)
http://www.cinemasie.com/en/fiche/personne/zhouxun/
SIFF Global Lens 2006
http://www.seattlefilm.org/program/prelaunchdetail.aspx?FID=24