Kelley Johnson, 神戸, local musician, 地域振興


土曜日 (2/4)、ひさしぶりに会った友人と Tula's (Bell Town のジャズクラブ) へ。 この日は運良く Kelley Johnson が出演していた。
  http://www.kelleyjohnson.com/
  http://www.tulas.com/


この人はけっして世界的に有名というわけではないけれど、ほんとうに歌うことが好きなのだと思う。 ポピュラーなスタンダード・ジャズソングを、オーソドックスな modern jazz のスタイルで歌う。 彼女もバンドもリラックスしていて、見ても聴いても気持ちがいい。


去年の9/12、神戸市のイベントの一環としてシアトルに Shoko さんというシンガーが神戸から来ていたとき、そのイベント情報の中でシアトルから神戸に10/1/2005 に招待される musician の一人に Kelley Johnson の名前があった。 普段 Tula's によく出演しているというので、9/23/2005 に初めてその歌を聴きにいった。 このTula's は、Jazz Alley ほどメジャーじゃないけど、親しみやすくて好き。 東京にいたとき時々行っていた吉祥寺の SOMETIME
  http://www.sometime.co.jp/sometime/
を思い出す。


この神戸のイベント、とくに大手のプロモーターも広告代理店も使わずに、ほとんど公共機関と地域の団体とボランティアだけで実現しているらしい。 これはすごいと思った。
  http://www.art-farmer.com/kjvqc/report.html
シアトルの側にもこれを支援しているボランティア組織があるらしく、その名を Seattle Kobe Sister City Association という。
  http://www.sksca.org
資金の流れを推測してみると、出資しているのは神戸市、兵庫県、地域の商工会議所、観光協会などらしい。 イベントの事務をやっているのは市職員、商工会議所の人のほかに、多数のボランティアが協力している。


町の振興、という動機で始まったイベントなのだろうけれども、結果的に シアトルの local musician にも面白い機会 (日本への演奏旅行!) を提供しているのもいいなと思った。 そういえば、 Shoko さんのシアトルでのライブのときはベース・ドラムを Cornish の先生たちがやってくれていたので、 このイベントが毎年続けば、神戸と Cornish の学生たちとの間に何か面白いつながりが生まれるかもしれない。
  http://www.cornish.edu/music/


Kelley Johnson にとっては この神戸とのつながりはほとんど偶然なのだと思う。 けど、 日本の地域振興の動きとシアトルの local musician の接点を実際につくることが可能である、という例として参考になりそう。


Shoko さんの blog:
  http://blog.livedoor.jp/voicecreation/